おりおりノート。出会った美味いもん日記。

仕事や食べ歩きで出会った美味しいもの、面白いものをご紹介。趣味の山歩きや外ご飯も。ソロキャン挑戦、ただいま準備中!

新聞購読を止めてそろそろ1年。不都合があるような、ないような。

 昨年の春ごろ、それまで購読していた新聞を思い切って止めることにしました。朝夕刊を取っていても、目を通すのは私だけ。それに、夕刊の配達って、もともと地方都市だけの習慣なんですよね。首都圏では夕刊の配達ってほとんどありません。大学時代、新聞配達をしていた本人(私)が言うのだから間違いありません^^

現代では、パソコンやスマホでいつでもニュースは見られますから、「さほど不便はなかろう…」と思っていましたが、、、やはり不便はないですね。朝、新聞を読むのに充てていた時間を削減できる、もちろん新聞代も節約できる。なにより、古新聞を古紙ステーションに持って行く手間が省ける。これが一番ありがたい、かな^^;;;

でも、新聞購読を止めた一番の理由は、新刊紹介など文芸のページ数がどんどん減っていったからなのです。昔は小説などの紹介や書評が充実していた。チョイスの質も高く、「勉強しているな~」と気概が感じられました。毎週、かなり参考にしていたのですが、、、うーん、残念です。

f:id:koyahi:20180224103847j:plain

上は割と最近に買った本ですが、本屋さんの小説など書籍棚数がどんどん減ってきています。それに合わせて、新刊紹介のスペースも狭くなり、そのチョイスも売れ筋が中心。本屋さん、店員さん毎の個性を出すのが難しいように思います。

新聞の文芸コーナーが少なくなっているだけでなく、書店での面積も少なくなってきているってことは、本格的に文芸に対するニーズが落ちてきているってことでしょう。

また、才能のある作家さんも、小説より漫画、アニメ系原作へと大きくシフトしているように思います。実際、そちらの方が出版のチャンスも多いでしょうし、現実的にお金も稼げると思います。

私は高校生の頃から、年間100冊以上の本を読むのを目標にして来ました。多い年は150冊以上読みました。かれこれ35年以上、そんな生活をしてきましたから、家の中には本があふれています。でもこれはそんなに珍しい例ではなく、私の知人、友人にもこのくらいの本を読んでいる人は何人もいました。

が、そんな私ですら、50代に入ってから、読書量はガクッと落ちました。月に2~3冊しか読んでない。最近は休日は読書より山歩きしたいですし、山歩きから帰ったらお風呂入って、一杯飲んで寝ちゃいます。私の友人も「最近は本読んでないな~」と言っていました。つまり、この年になると、時間の使い方、お金の使い道が変化してきます。

これから高齢化社会が進むと、もっと大きな変化というか、問題や歪みが顕在化してくるはず。今は社会が変化していく完全に過渡期、いや、転換期と言った方がいいのでしょう。常にそこを意識して行かないと、どんな業界、職種でも停滞しそう。

逆に言えば、どこかに新しいチャンスが眠っているはず。でも、「新しい会社が伸びて利益を得たならば、別の会社が同じ額の損をしている」はずですから、結局、ゼロサムですね。ん?、新聞の話から随分と脱線しました。が、たとえ新聞でも「ゼロサム」の輪から逃れられないのでしょう。結局。